Led ZeppelinⅣ
Led Zeppelin - Led ZeppelinⅣ (1971)
1. Bkack Dog
ギターは16分音符9個のフレーズを繰り返しているけどドラムは4分の4拍子で叩いているポリリズムの曲。表と裏が移り変わっていく複雑な曲です。サウンド的にはジョン・ボーナムらしい力強さがあってハイハットはダウンで叩いていて力の向きは下向きなんだけど、叩いた後にすぐ腕を持ち上げてるような跳ねた音がする印象。ブレイクが多かったりギターリフに合わせたドラムパターンがあったりして全体的にドタバタしてるところも最高です。"Oh yeah..."のところはライドシンバルに移ってタムが入ったパターンになるんですが、そこがとても好きです。
2. Rock and Roll
イントロのドラムはアクセント移動で単純なフレーズだけどとてもかっこよくて痺れる。キックがスネアの箇所以外にほとんど入っていてドタドタしてます。ずっとハイハットオーブンで鳴らしていてロックだなぁと感じます。自分的には最後のタム回しとシンバルチョークがこの曲の最高ポイントです。
3. The Battle of Evermore
ドラムがありません。一旦休憩です。
4. Staiway to Heaven
メロディが良い!半分過ぎたあたりでやっとドラムが入ってきます。曲調的にもスネアのピッチは高く軽い音でシンバル類の音量も抑えめです。間奏でギターリフに合わせてフロアタムだけを鳴らしている部分がかっこいいです。タム回しのフィルもかっこいいです。ギターソロの後半から段々と加速していく感じがあって良いです。
5. Misty Mountain Hop
4曲目とはドラムの音が全然違う。バスドラの音も空間で鳴ってるような、近くにマイクを置いて録音するのとは違う感じがします。スネアの音は抜けがいい音でズッシリではなく軽めです。メロディが階段を登ったり降ったりしてるみたいで面白い。かなり好きです。
6. Four Stick
フロアタムとロータムで基本のビートができてるのでジャングル感がすごいです。バスドラは裏で永遠に踏み続けているので大変そう。かっこいい。
7. Going the California
ドラムがありません。さっきはジャングルだったけど、光が差し込む森に来たみたいな曲。
8. When the Lever Breaks
最初のドラムを聴いただけで痺れます。ドラムのズッシリ感が圧倒的。ハーモニカとギターが一緒に入る瞬間もビリビリ痺れます。こんな最高なドラムはずるい。天井が吹き抜けの屋敷にマイクを2本ぶら下げて録音したらしいので(かなり諸説あり)とても空間中に響き渡ったようなドラムの音です。後半の"Oh oh..."って言ってるところのギターリフが好きです。最後にこの曲を持ってくるのは貫禄がすごいというか、Led Zeppelinが仁王立ちして離れた所からうっすら笑みを浮かべて立ってる感じがして強いです。