Arctic Monkeys At The Apollo
バイト先の方から貸してもらったアクモンのLive DVDを見ました。
少し前に「16歳〜19歳頃に聴いていた音楽は嫌でも一生身体に残ってるものだよ。」と人に言われて、自分は何を聴いてたかなと思い出していたんですが、その頃は90年代とか2000年代のUKロックをひたすら聴いていた気がします。
Oasisから始まって、blurとかアクモン、ストロークス、Vampire Weekendも。
今でもたまに聴くとやっぱりかっこいいなと思います。VWに関してはずっと好きでよく聴きます。
アクモンは最初、ボーカルのアレックス・ターナーがかっこよくてそこからライブの映像をYouTubeで見まくったりしました。
今はスキンヘッドとかリーゼントでクールな印象のアレックス・ターナーですが、初期の頃は前髪を下ろしててちょっとロン毛だったりして見た目はモサっもしたイギリスの青年って感じでそこがかなり好きでした。
声は低めだし曲調も激しめなので見た目とギャップがあるな〜と今見ると感じます。
DVDの話に戻ります。
ドラムが上手い!!!!という印象です。体つきもがっちりしてるし体幹がブレてなくて安定しててすごいです…。
アレックス・ターナーのギターが上手いのかはよく分からないんですが、ドラムがバンドを引っ張ってる感じがします。
自分も楽器を始めて、ドラマーがバンドの中でどれほど重要なのかが痛いほど分かりました。
ドラムしながらコーラスもしっかりしててスゲー!ってまりました。(このコーラスってマットが歌ってたの!?)ってのが多々ありました。
マットはジョン・ボーナムが好きなようで、フィルのフレーズからもそれが伝わってくる気がします。
他のメンバーは長袖の服着てるんですが、マットだけ半袖で後ろから扇風機の風がすごい当たっててドラマーって暑いよねってそこだけ私も知ってる気持ちで嬉しかったです。
お洒落な服とか着たいなって思うけど動きづらかったり暑かったりで結局Tシャツジーパンになってしまいます。
真夜中のソウル
今回は最近作った深夜に聴くプレイリストを紹介します。
この曲を見て「あれ!これは!」と思う人もいるのではないでしょうか。これは星野源のオールナイトニッポンでBGMとして使用されている曲です。BGMというかCMの間を埋めるための時間で流れている曲です。
私が一番聴いていたのは2〜3年前頃で、その頃はradikoのタイムフリー機能とかも使って無かったので夜更かしして布団の中でイヤホンして聴いてました。途中で寝落ちして次の番組がやっている4時ごろに目覚めて絶望することが何回もありました!
久々にマイケルジャクソンのOff The Wallを聴いていたら"It's the Falling in Love"を聴いた瞬間に真夜中の肌寒い部屋の匂いみたいなのが脳裏に浮かんで、なんでだろうと考えたらラジオで流れてた曲だと思い出しました。
ありがたいことに星野源のオールナイトニッポン第2回の放送後記に曲目が記載されていたので簡単に見つけることができました。
『夜中に聴きたいソウル』というテーマで源さんが選曲したそうで、あっぱれです。
VulfpeckのAnimal Spiritsは途中から追加された気がします。
正直、最初の2曲は普段から何度も聴いていて自分の中で深夜感はないんですがこのプレイリストで聴くとぷーーーんと真夜中の匂いがしてきます。
Animal Spiritsは自分にとって特別な曲で何度も元気をもらったり、とてもお世話になった(今もなっている)ので別の機会に語ることにします。
全部良すぎる曲です。この曲が好きだからアースやアイズレー・ブラザーズの別の曲も聴いてみようと思えるし、洋楽を普段聞かない人でも源さんがラジオで毎回流してくれることで色々な音楽に触れるきっかけになるのが素敵だなぁと思います。ラジオの好きなところです。
Herbie Hancock - Head Hunters
Herbie Hancock - Head Hunters(1975)
1. Chameleon
ベースの音がモニョモニョしていたり、シンセのミョーンって音にフュージョン味を感じます。ベースは階段みたいなフレーズをずっと繰り返しているんですが、このフレーズがクセになります。バディ・リッチのライブ盤では冒頭からハイハットのコントロールだったりシンバルの扱い方がピカイチでとてもジャジーでかっこいいので是非聴いて欲しいです。
2. Watermelon man
この曲でセッションをすることがあったので一時期たくさん聴いていました。"Takin'off"に入っているバージョンとはかなり異なるアレンジです。こっちのWatermelon manは曲のメロディーとか全体像がぼやけて捉えにくい印象なんですがTakin'offバージョンや他の人のカバーを聴くとこの曲がどういう曲なのかが明確になるので、その後にこのバージョンを聴く方が「おぉ〜!かっこいい!」ってなる気がします。16分でハイハットを刻んでいたりしてタイトなドラムって感じです。キーボードとドラムのアクセントをユニゾンさせている部分は何度聴いてもかっこいい。
3. Sly
この曲はスライ・ストーンに捧げた曲らしい(調べたけど詳しくはわかりませんでした。)ので、中盤から疾走感増し増しのファンキーナンバーになっていきます。曲自体は10分弱あって展開も大まかに3つに分かれてるので、尺てきにも内容的にも3曲聴いたくらいのボリューム感です。2:00あたりからとってもファンクです。5:25からのパートでライドシンバルに移るのでジャズっぽくなるのかなと思いきや7:00からスネアとハイハットのアクセントが増してどんどんファンキーになります。まるで、スライが曲にのめり込んでくるみたいです。
4. Vein Melter
Slyとは打って変わって、一気にスローテンポになります。ベースとキーボードの曲という印象です。ふわふわとした浮遊感があるけどベースの存在感や4拍目にバスドラムをドシっと置くことで、しっかり地に足を付けといてくれてるような安定感があります。やっぱりベースがかっこいい曲はものすごくかっこいい。
4曲だけなので曲数自体は少ないですが、選りすぐりの曲たちを入れている感じで内容はめちゃくちゃ濃いので聴き応えがすごーくあるアルバムだと思いました。
・Herbie Hancock(key)
・Bennie Maupin(sax)
・Paul Jackson(Ba)
・Bill summers(perc)
・Harvey Mason(Dr)
Led Zeppelin
Led Zeppelin - Led Zeppelin (1969)
1. Good Time Bad Time
イントロのハイハット4分→ハイハット8分→カウベルとどんどん音が増えていく感じがゾクゾクします。この曲を調べると、よよかちゃんのドラム動画がたくさん出てくるので毎回見てしまいます。後半のバスドラムの頭抜き3連まみれのドラムを聴くと白目むきたくなりますが、ギターもベースもドラムも面白いフレーズが多くて何度もリピートして聴きたくなる曲です。最後の曲が終わって再びこの曲のイントロを聴くと良さをもっと感じれます。
2. Babe I'm Gonna Leave You
曲の緩急が大きくてとてもかっこいい。最後は静かに終わっていくのも映画の終わりのようで素敵です。
3. You Shook Me
この曲はウィリー・ディクスンの作った曲でカバーです。Apple Musicで曲名検索するとジェフベック、マディー・ウォーターズのバージョンも出てきたので原曲と合わせて4つ聴き比べてみました。それぞれ全然違う色で面白かったので別の記事で細かく書こうと思います。Led Zeppelinバージョンの特徴としては、歌をなぞるギターではないでしょうか。"And I have birds that sing"の部分は音程の落ち方まで歌とギターが一緒です。最後の"Babe!"からの張り合ってる感じも最高です。キーボードとブルースハープも渋くて好きです。スネアやタム類の音はカラっと乾いたような音に聴こえて、全体的に西部劇みたいな印象です。唐突なタム回しのパン振りがチープで面白いです。
4. Dazed and Confused
3曲目と繋がってると思うほどの曲間の短さ。ベースから始まるのがイカしててかっこいいです。2:30あたりからのベースとドラムが交互に演奏し合ってるのがとても好きです。そこからの加速に痺れます。スネアは一打一打しっかりと鳴らしているけどハイハットはレガートのようなパターンなのも不思議で面白いです。フィルが全部かっこいい。ベースは全部かっこいいです。
5. Your Time Is Gonna Come
キーボードの音が可愛いけどドラムが入った瞬間にツェッペリン!ってなります。サビ頭のシンバルの力強さにグッときます。最後の繰り返すフレーズのフィルを自分もやりたくなりました。
6. Black Mountain Side
前の曲のアウトロとかぶって始まるので思わず笑ってしまいました。かっこいい。
7. Communication Breakdown
疾走感もりもりで駆け抜けていく曲です。ギターソロがとてもロック。6曲目、7曲目ともに短めです。
8. I Can't Quit You Baby
この曲もカバーです。とてもブルージー。スネアにディレイがかかってる?タムの胴を鳴らしてる感じのある音が最高です。たまに入るゴーストノートがいい味を出しています。やっぱりゴーストノートは入れすぎず程々に使うのが良さを最大限引き出せるのかなと思いました。
9. How Many More Times
イントロから遊び心があるギターやドラムで素敵です。間奏が長めでみんな自由に遊び回ってる感じがとても好きです。間奏後のパートはどんどんフィルが力強くなって、歌→楽器のブルースでよく見るパターンからドラムが長くなりギターリフが加わりベースが動き出してどんどんメーターが上がっていく感じが最高にかっこいいです。Liveでのアレンジもかっこいいですギターとベースがウィンウィンしてます(動画10:00あたりから)。最初のパターンに戻って、ドラムのちょっと雑なパン振りでジョン・ボーナムに囲まれているかと思わされて終わります!
Led ZeppelinⅣ
Led Zeppelin - Led ZeppelinⅣ (1971)
1. Bkack Dog
ギターは16分音符9個のフレーズを繰り返しているけどドラムは4分の4拍子で叩いているポリリズムの曲。表と裏が移り変わっていく複雑な曲です。サウンド的にはジョン・ボーナムらしい力強さがあってハイハットはダウンで叩いていて力の向きは下向きなんだけど、叩いた後にすぐ腕を持ち上げてるような跳ねた音がする印象。ブレイクが多かったりギターリフに合わせたドラムパターンがあったりして全体的にドタバタしてるところも最高です。"Oh yeah..."のところはライドシンバルに移ってタムが入ったパターンになるんですが、そこがとても好きです。
2. Rock and Roll
イントロのドラムはアクセント移動で単純なフレーズだけどとてもかっこよくて痺れる。キックがスネアの箇所以外にほとんど入っていてドタドタしてます。ずっとハイハットオーブンで鳴らしていてロックだなぁと感じます。自分的には最後のタム回しとシンバルチョークがこの曲の最高ポイントです。
3. The Battle of Evermore
ドラムがありません。一旦休憩です。
4. Staiway to Heaven
メロディが良い!半分過ぎたあたりでやっとドラムが入ってきます。曲調的にもスネアのピッチは高く軽い音でシンバル類の音量も抑えめです。間奏でギターリフに合わせてフロアタムだけを鳴らしている部分がかっこいいです。タム回しのフィルもかっこいいです。ギターソロの後半から段々と加速していく感じがあって良いです。
5. Misty Mountain Hop
4曲目とはドラムの音が全然違う。バスドラの音も空間で鳴ってるような、近くにマイクを置いて録音するのとは違う感じがします。スネアの音は抜けがいい音でズッシリではなく軽めです。メロディが階段を登ったり降ったりしてるみたいで面白い。かなり好きです。
6. Four Stick
フロアタムとロータムで基本のビートができてるのでジャングル感がすごいです。バスドラは裏で永遠に踏み続けているので大変そう。かっこいい。
7. Going the California
ドラムがありません。さっきはジャングルだったけど、光が差し込む森に来たみたいな曲。
8. When the Lever Breaks
最初のドラムを聴いただけで痺れます。ドラムのズッシリ感が圧倒的。ハーモニカとギターが一緒に入る瞬間もビリビリ痺れます。こんな最高なドラムはずるい。天井が吹き抜けの屋敷にマイクを2本ぶら下げて録音したらしいので(かなり諸説あり)とても空間中に響き渡ったようなドラムの音です。後半の"Oh oh..."って言ってるところのギターリフが好きです。最後にこの曲を持ってくるのは貫禄がすごいというか、Led Zeppelinが仁王立ちして離れた所からうっすら笑みを浮かべて立ってる感じがして強いです。